都市部からほどよく近いものづくりの町~広川町~
市町村情報 福岡
2020.07.15
のどかですね~
見ているだけで、ほわーんとして
ゆったりとした気分になってきます
ここは
福岡県南部、筑後地域とよばれるエリアにある広川町の風景です
この広川町で、移住関連のサポートなどをされている山本さんが、福岡窓口に来られました
こんな情勢なので、マスク姿のままお写真を撮らせて頂き^^;
お顔の半分が隠れていても、穏やかで優しそうなお人柄がにじみ出ています
まずは、広川町の紹介から
雲がかかってはいますが、真っ赤な夕日が沈んでいく様子が目に浮かびます
八女郡広川町は、久留米市と八女市にはさまれた広さ37.94K㎡、人口2万人弱の町です
広川町の北方、久留米市側には眺望の素晴らしい霊峰高良山がそびえ、
筑後国一の宮である高良大社があります
古くから「高良の神様」と慕われ、
厄除け・延命長寿・福徳円満はじめ、交通安全、生活全般をお守りくださる神様です
南側の八女市との境には、善蔵塚古墳、岩戸山古墳といった古墳群が並びます
ぷりっぷり、ツヤツヤでおいしそう♡
広川町はフルーツの一大産地
気候が温暖なため、いちごやぶどう、桃、梨など一年中フルーツが楽しめます
果物だけでなく、八女茶やお米、久留米絣や竹細工など、伝統工芸もさかん
ものづくりをこよなく愛する町です
さてさて、それではそろそろ山本さんのご紹介を
山本さんは広川町地域おこし協力隊員として、3年ほど前に神奈川県から家族3人で移住してこられました
現在は、ゲストハウス「Orige」、ものづくり拠点のアトリエ「Kibiru」2施設の指定管理業務のほか、
広川町に住みたいという方々からの移住相談も受けられています
そういえば以前、
広島からふくおかよかとこ移住相談センターに来られたご家族を山本さんにおつなぎしたところ、
翌月には広川町にお引越し!というスピード移住となったことも
山本さんの広川ラブが、相談者の心にしみたのかもしれませんね
せっかく広川町の隅から隅まで知るプロが来てくれたので、
ここぞとばかり広川の魅力について質問責めにしてしまいました。
Q.まずは、山本さんが広川町に移住しようと思った理由から教えて頂けますか?
A.空が広くて気持ちがいいし、このような場所で子供も伸び伸びと育ってほしいと思い、
都市部から適度な距離で、ほどよく田舎なのんびりした所を探していました
広川町は福岡空港まで直行バスで1時間(1,200円)ですし、
気候もあたたかくて
町全体の雰囲気もよくて、とても気に入りました
Q.実際に住んでみていかがでしたか?
A.人がとってもあたたかいんです
気候があたたかいからかアクセクした感じはまったくなくて、みんなゆったりしていて優しい
“びわ食べたいなー”なんて思いながら樹の下に立っていたら
「持って帰り~」
って枝ごと切ってくれるんです
いちじくとかも、いただけることもしばしば
野菜も近所の方からの頂き物が多いです
Q.子育ての面ではどうでしょう?
A.自然がいつも身近にあって、いい環境ですね
大家さん家族がカブトムシを持ってきてくれたり、一緒にホタルを見に行ったり
住んでいる人もみんな知り合いなので、
みんなが子どもを見守ってくれて育ててくれている感じです
Q.子どもの人数って減ってたりしますか?
A.いえいえ、町の子どもの数は順調に増えているみたいです
うちの息子は今年小学校に上がったのですが、
これまで1学年1クラスだったのが2クラスになっていました
小学校は町に3つあるのですが、
中心部にある小学校では1年生と2年生は4クラスになっています
学校の先生との距離感も近いので、親としてはとても安心です
Q.食べ物の美味しさは、期待どおりでしたか?
A.これはホントに期待以上でした!
フルーツや野菜は、ほんとに新鮮で安くておいしい
都会で買うととても高価な、身体によくておいしい食材がここにはたくさんあります
そういう意味で、お金をかけずにぜいたくな食生活をさせてもらっています(笑)
Q.人のあたたかさ、気候の穏やかさ、そして食べ物や子育て環境以外にも、広川町の魅力があれば教えてください
A.まだまだたくさんありますよ~(笑)
広川はものづくりをされている方がたくさんいます
八女茶やお米、野菜やフルーツなどの食べものづくりもそうですが、
久留米絣や竹細工といった伝統工芸も盛んです
僕もここに来てから絣(かすり)の魅力にハマっています
久留米絣は、農作業を行う時のモンペとしてはいている方が多いんですが、
動きやすいし、通気性もよく、綿素材なので汗も吸ってくれて、着心地はとてもいいですよ
モンペは足元が絞ってる形のものが多かったのですが、
最近は今風のストレートタイプも増えて、僕も普段使いしています
福岡空港までのアクセスの良さも魅力ですね
関東に帰る時には直行バスで1時間ですし、L C C(格安航空会社)もあるので、
実家から遠いという気がしません(笑)
海外によく行かれる方にも便利な場所ですね
Q.地域おこし協力隊員の任期が終わった後もここに住み続けようって思われた最大のポイントはなんだったのでしょうか?
A.そうですね。ここにきて面白いなーすごいなって思ったことがあって
たとえば広川町のお餅屋さん
お餅屋さんは、餅米を大切に育てて、
それを自分の所でお餅に加工して、
新築の上棟式に行う餅まきや、子どもの1歳の誕生日を祝う一升餅などを作って、地域で販売している
神奈川にいた時は、
農家さんはお米を作る
製造業の方がその米を仕入れてお餅にする
そして卸売業や小売業の方が販売するっていう図式が当たり前だと思っていました
そんな僕にとって、米を育てるところから販売までをお餅屋さんが大事に行っているのはすごい、と
蜂蜜を作る蜂屋さんもそうですし、かすり工房なども同じです
外から来た僕にとってはとても新鮮でワクワクするものなのに、
町の方たちは、当たり前に行っていて
大切につくられているこの町の素敵なものたちが、あまり世に知られていないのはもったいないので
僕はそういうものをどんどん紹介して、
それによって町がもっと活性化していくようなお手伝いがしたい
また、古くからあるものをしっかり守って残していくための力になれればいいなと思っています
山本さんの広川町ラブあふれるお話、いかがでしたか?
興味を持たれた方は、ぜひ広川町にGO!
山本さんが運営管理されているOrigeでは、移住希望者限定で1泊1人1,200円でお試し居住ができますよ
(※手続きが必要です。ご希望の方はオリゲまでご連絡をお願いします。)
オリゲというのは地元の言葉で「俺んち」(我が家)という意味
我が家に帰ってきたように気軽に遊びにきて欲しいという思いが込められているようです
お問い合わせは
ゲストハウスOrige
☎︎0943−22−8122まで
移住に関する相談もOKですよ
そうそう、お試しワーキングステイも始まります
なんと、広川町の企業で働きながら暮らしの体験ができるんです
うまくマッチングすれば、就職につながる可能性も
気になった方は、こちらからお問い合わせはくださいね
こちらは広川町のあらたなものづくり拠点のKibiru
職業用ミシン、ロックミシン、刺繍ミシンにシルクスクリーンの製版機と印刷機、プロ用のアイロンなど
制作に必要なものがすべてそろっています
広い作業台があり、教えてくれる方もいるので町外から訪れる方も多いのだとか
併設のカフェメニューもおしゃれです
残念ながらイチゴの季節は終わってしまいましたが
イチゴ100%ジュースは200円
イチゴどっさりのクロワッサンも300円
7月からはまた新メニューがぞくぞく登場する予定です
広川町のことをもっと知りたいという方はこちらもどうぞ
広川町のよさは伝わりましたか?
山本さんの今後のご活躍がとっても楽しみです