福岡県ってどんなところ?

4地域と60市町村紹介

福岡県内4地域の特徴

福岡県には29市、29町、2村があり、これら60市町村(平成30年10月1日現在)は地理的、歴史的、経済的特性などから、「北九州」「福岡」「筑後」「筑豊」の4地域に分けられています。

福岡地域 北九州地域 筑後地域 筑豊地域 北九州市 福岡市 大牟田市 久留米市 直方市 飯塚市 田川市 柳川市 八女市 筑後市 大川市 行橋市 豊前市 中間市 小郡市 筑紫野市 春日市 大野城市 宗像市 太宰府市 古賀市 福津市 うきは市 宮若市 嘉麻市 朝倉市 みやま市 糸島市 那珂川市 宇美町 篠栗町 志免町 須恵町 新宮町 久山町 粕屋町 芦屋町 水巻町 岡垣町 遠賀町 小竹町 鞍手町 桂川町 筑前町 東峰村 大刀洗町 大木町 広川町 香春町 添田町 糸田町 川崎町 大任町 赤村 福智町 苅田町 みやこ町 吉富町 上毛町 築上町

九州最大の工業集積を誇る北九州地域

Kitakyushu area

この地域は、 九州で最も高い工業集積、 技術集積を有しています。 鉄鋼、 化学などの基礎素材型産業に加えて、自動車、先端半導体、ロボットなどの加工組立型産業の集積が進み、 蓄積された「ものづくり技術」を活かして地域の活性化が図られています。

また、深刻な公害問題を克服した経験や技術を活かし、我が国最先端の環境産業の集積や循環型の都市づくりが進んでいます。地域産業の知的基盤となっている北九州学術研究都市には、先端科学の教育や研究開発を行う大学や研究機関が集積しています。

小倉駅

平成17年には大水深バースを備えたひびきコンテナターミナルが整備され、18年には24 時間運航可能な北九州空港が完成するなど、アジアの物流拠点として基盤整備が進んでいます。

京築地域では、地域が持つ「産業」「文化」「教育」の力を活かすことによって、大都市圏では成し得ない「アメニティ」を兼ね備えた個性的な都市圏としての発展を目指す京築連帯アメニティ都市圏構想を推進しています。

また、遠賀・中間地域では、響灘や遠賀川等の自然に恵まれ、住環境に優れた北九州市のベッドタウンです。

京築神楽の里フェスティバル

九州の中枢機能が集積している福岡地域

Fukuoka area

この地域は、 九州の管理中枢機能や第3次産業の集積が進み、西日本のリーディングゾーンとして発展してきました。

大都市の活力を持ちながら、良好な自然・居住環境をもった住みやすく、魅力ある、質の高い生活空間を創造し、アジアにおける人・モノ・情報の交流拠点を目指すふくおかアジア交流大都市圏構想を推進しています。また、九州大学伊都キャンパスを核とした学術研究都市構想を推進するとともに、水素エネルギー産業の育成・集積に取り組む世界最先端の「Hy-Life プロジェクト」や有機光エレクトロニクスの実用化など先端成長産業の育成・集積に取り組んでいます。

博多駅

平成17年には九州国立博物館が開館し、多くの人々が訪れるアジアの文化交流拠点となっています。23年3月には九州新幹線が全線開通したほか、福岡空港の滑走路増設に向けた取組み、大水深、コンテナ時代に対応した博多港の整備など国際交通基盤の整備も進んでいます。

糟屋中南部地域、朝倉地域、宗像・糟屋北部地域、糸島地域における、それぞれの特色を活かした広域連携プロジェクトや世界遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の魅力発信の取り組みを実施しています。

九州国立博物館

農業や地場産業が展開している筑後地域

Chikugo area

この地域は、 豊かな自然と農林水産業や地場産業、 商工業などの多様な産業、 文化、 さらに個性ある都市群など、 魅力に満ちた地域です。

大牟田地域では、 平成9年3月の三池炭鉱閉山に伴い、 石炭産業に代わる新しい産業として、環境・リサイクル産業の集積に取り組み、大牟田エコタウンでは、RDF 発電や廃家電から希少金属を取り出すレアメタルリサイクルなど環境産業の展開を図っています。

広域的な取組みとして、個性豊かな都市がそれぞれの機能を連携・補完しあうネットワーク型の新しい都市として発展するために、筑後ネットワーク田園都市圏構想を推進しています。

八女市の茶畑と筑後川

この地域には、久留米駅、筑後船小屋駅、新大牟田駅の3つの九州新幹線駅があり、25 年4月には筑後船小屋駅がある筑後広域公園内に九州芸文館が開館し、芸術文化関連団体やまちづくり団体等と連携を図りながら、芸術文化・体験・交流など様々な事業を展開し、公園や地域の魅力を発信しています。

有明海沿岸道路や三池港などの交通・物流基盤や、筑後広域公園、流域下水道などの生活基盤の整備を進め、地域の振興と良質な居住環境の整備に努めています。

九州芸文館

新たな産業展開が期待される筑豊地域

Chikuho area

この地域は、石炭産業の衰退を経験し、現在、産業基盤や生活環境の整備が進められ、地域は大きく転換しようとしています。

自動車産業の立地が進み、最先端の電磁波測定施設を有するADOX 福岡や自動車産業を支える人材育成も活発に行われるなど、産業構造は大きく変わりつつあります。

理工系大学を中心にベンチャー企業や研究機関の集積を図り、新たな産業創出の拠点づくりを目指す飯塚トライバレー構想も進められています。

地域が一丸となって、筑豊農業の活性化に取り組み、おいしい米作りや特産のトルコギキョウ、野菜や果樹の生産が進められています。

鞍手インターチェンジ開通式

地域活性化インターチェンジやスマートインターチェンジ、国道200 号、201号バイパスの整備により福岡、北九州両都市圏との交通ネットワークも飛躍的に向上し、筑豊緑地や下水道など生活環境の整備も進んでいます。

嘉飯地域、直方・鞍手地域、田川地域において、地域づくり団体や住民、行政が一体となった、広域連携による各種プロジェクトを実施しています。

香春岳
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