筑後へ行ってきました 大牟田編
市町村情報 東京
2018.03.29
二日目の朝、宿泊地久留米から西鉄天神大牟田線で、
私 筆者(ちょっとカッコつけて)の大切な人のふるさと大牟田市へ向かいました。
着席し暫しうとうとしていると、いつの間にか周りは制服姿の女子高生で満員に。
本を読んでいる子、スマホに興ずる子、はばかることなく元気に楽しそうに会話する子ら。
どこにもありそうな光景です。
途中高校生らは皆降りて、また平穏な車内に戻る。
昨日に続き春の陽気、車窓の景色は遠景がかすんで見えた。
今日も冬物のコートなど邪魔な一日になりそうです。
大牟田に着いた。
ターミナル駅、趣がある。
西鉄とJRの改札が並んである。
ターミナルの雰囲気が満ちている。
しばらく佇んで眺めていると、電車が発車時刻に。
その時改札へ走り込み、ホームを走る男の子が。
発車時刻をすぎていたが、その子が乗るまで車掌は待っていた。
なんともローカルな微笑ましさ。
もうこの街が好きになってしまいました。
駅を出て、広く明るい駅前広場を抜け大通りに出ると、
そこからほど近くに大牟田市役所が見えてきました。
駅から5分程度で到着。
庁舎は、外観も内部もレトロ感に溢れていました。
1936(S11)年竣工の建物で、国登録有形文化財になっているそうです。
移住・定住促進に関する業務を行っているシティープロモーション室の原室長と今泉さんが
庁舎前まで出迎えにきてくださっていました。
何とも嬉しいことです。
2人の案内でシティープロモーション室へ。
レトロな造りの庁舎内を見せていただき、暫くお話を伺った後、
早速今泉さんの運転で市内をご案内いただくことに。
先ず向かった先は三池港。
(三池港 閘門(こうもん) 写真の奥)
世界遺産
三池炭鉱躍進の一翼を担った、日本で唯一の閘門(こうもん)式ドックを持つ 三池港は、
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産です。
閘門とは、船渠内の水位を干潮時でも8.5m以上に保つため内港との間に設けられた水門のこと。
これにより、船渠内では1万トン級の船舶の荷役が可能となったそうです。
大牟田市は、明治時代以降、三池炭鉱と石炭化学コンビナートの隆盛とともに急速な発展をとげ、
日本の産業・経済の発展に大きく貢献したまちです。
盆踊りの定番「炭坑節」は、ここ大牟田が発祥と思いきや、筑豊地域の田川という説もあるのだとか。いま筑後の大牟田に立つ私としては、“みいけたんこーのうえにーいでた”に一票!
歌詞に出てくる三池炭鉱は平成9年に閉山しましたが、
平成27年7月、日本の近代化を支えた三池炭鉱宮原坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡、三池港は、
世界的にその価値が認められ、明治日本の産業革命遺産として世界文化遺産に登録されました。
このような歴史をもつ大牟田市は、
平成29年3月1日に市制100周年の大きな節目を迎えました。
次に向かったところは、大牟田市エコタウンにあるエコサンクセンター。
ここでは、ゴミや環境の問題を楽しみながら学習でき、
子供たちにもわかりやすい体験型学習施設などがあり、
広く環境問題の学習の場となっています。
大牟田市は、かつての経験からも
このような教育、啓蒙活動にも力を入れているのだと思います。
見学中に高齢者の団体様が見学に来られていました。
大牟田市にはメガソーラーが多く設置されています。エコサンクセンターのすぐ隣にも。
大牟田市は国内トップクラスの日照時間の長さだそうです。
何か意外な気もしますが、認識を新たにしました。
丘の上の街を一望できるところにも行きました。
かすんで余りはっきり見えませんでしたが、大牟田市の市街地を一望しています。
煙もなく明るい青空が広がっていました。
この丘にもメガソーラーがありました。
大牟田市は、福岡県の南部、九州のほぼ中央に位置しています。
鉄道や幹線道路、港などの公共交通アクセスも充実しており、
九州一円どこへ行くにも便利なまちです。
大牟田市は、田舎すぎず、都会すぎず、生活するには便利なものが揃っています。
また、子どもから大人まで楽しめる場所や安くて美味しい食べ物が盛りだくさんです。
そして、何より温か~い人が多いまち「大牟田」。
大牟田には豊かな自然、暮らしやすい生活環境、高齢者を支える優しさがあります。
そして、企業、仕事があり、何よりかげかえのない「人」がいます。
その後、市内のコミュニティー施設「えるる」に伺いました。
「思いやり 持ってる人には 福来たる」
この施設で見た小中学生の標語です。子どもたちの素直さが溢れています。
この地の人々の温かい人柄が子供を通して見えてくる気がしました。
女児のすこやかな成長と幸せを祈り、ここにも雛人形が飾ってありました。
大牟田市には、36ヶ所の保育所や幼稚園等があり、
待機児童ゼロと、子どもを育てやすい環境が整っています。
また、妊娠中や出産後の見守りに加え、中学生までの医療費助成をしています。
市立学校で学ぶ児童生徒に、「社会を生き抜く力」を育むため、
ESDの推進や英語教育の充実など、特色ある学校教育を展開しています。
※ ESDは、Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略
限られた時間の中、広く市内を見せていただきました。
今泉さん有難うございました。
昼前に大牟田を離れ次の訪問地 久留米市へ。
久留米訪問については、次のブログで。
次回もお楽しみに!
総面積 81.45 ㎢
世帯数56,802世帯
男53,761人
女62,560人
合計116,321人
【平成30年3月1日 現在】
大牟田市では、おおむたへの移住定住をサポートする組織として
「おおむた移住定住サポート会議」があります
~大牟田生活応援メルマガ「月刊 おおむターンズ」を絶賛配信中!~
市制100周年を記念し、平成29年3月1日に
大牟田市公式キャラクター「ジャー坊」が誕生しました。
ギリギリ人間に見える姿に変化(へんげ)した大蛇の化身。
炭鉱のまちの人々からもらったつるはしとヘルメットがお気に入り。
まちの守り神なのだと言い張るが、その真相は定かではない。