福岡県のハート・福智町で「ふくち暮らし」してみませんか?
市町村情報 福岡
2021.11.22
福岡県のハート(心臓)部分にあたる位置にある、福智町。
JR博多駅から平成筑豊鉄道金田駅まで約90分で行くことができます。
JR直方駅で、平成筑豊鉄道、通称「へいちく」の可愛らしい1両電車に乗り換えます。
田園風景とゆったりと横たわる「福智山」をながめていると
ふるさとに帰って来たように、ほっこりとした心持ちになります。
さて、金田駅を出てみると、温泉行のバス乗り場がありました。
福智町には、なんと温泉が2つあるんです♪
田園風景の後は、温泉ですか~(*’▽’)
すっかり小旅行気分。
「温泉がある町っていいなぁ♡」と思いながら、福智町役場へ。
今回、福智町についてナビゲートしていただけるのは
福智町役場まちづくり総合政策課の奈木野さん。
奈木野さんは福智町出身。
ご家族で東京から福岡にUターンして来られました。
一度離れて、戻ってきたことで、より福岡が大好きになったそう!
そんな奈木野さんが福智町の職員となり、ふるさと福智町のまちづくりに取り組まれています。
地方の課題である人口の減少問題は、福智町も例外ではありません。
特に、若者世代20歳代~30歳代が減少傾向にあるため、福智町では、定住促進奨励事業として、「子育て世帯が新築住宅取得で最大150万円」の交付が受けられます。
福智町を活性化するためには、支援策以上に、
「町が魅力的であることが大事だと思います。」
という奈木野さんの力強い言葉に、私も大きく共感しました。
今回の福智町訪問のテーマは、そんな「ふくち暮らし」の魅力発見です♪
\子育てファミリーにとって関心が大きい『子どもが育つ環境』が充実!/
●福智町金田義務教育学校
昨年度、福智町金田校区に「金田義務教育学校」が創立されました。
「義務教育学校」って何???
調べてみると・・・
2016年に、小学校(1年~6年)・中学校(1年~3年)とは別に、義務教育学校(1年~9年)
という新たな学校種が制度化されたものだそう。
福智町に創設された「金田義務教育学校」は1年~6年の前期課程と7年~9年の後期課程からなり、このような義務教育学校は、福岡県内に現在(2021年度)5校あります。
どんな特色があるのでしょうか。
井上副校長先生のお話を伺う事が出来ました。
≪新しい仕組みの「金田義務教育学校」の特徴≫
・小学校から中学校に移行する際に起こりやすい「中一ギャップ」が防げる。
(前期課程から後期課程の様子がわかるため、不安が軽減される。)
・前期課程の様子を知っている教師がいることで、後期課程のフォローが可能。
・9年生が1年生の学習を見てあげる授業や、後期課程の教師が前期課程の授業をおこなう等、相互乗り入れの交流ができる。
・広い職員室には、両方の課程の教師がおり、情報交換が迅速に、密に行なう事が出来る。
新しい校舎は広々としていて、1・2年生と9年生、5・6年生と7年生が同じ階になっているなど、9つの学年が一体感を持てるようになっているんだなぁと感じました。
●福智町立上野小学校
他の校区には従来型の小学校が4校、中学校が2校あります。
「福智山」を近くに臨み、のびのびと過ごせるアットホームな雰囲気の小学校もあり、それぞれの特色ある校区の環境の中で、子どもたちが元気に学ぶ姿を感じることが出来ました。
福智町の教育理念は「ふるさと教育」
地元の産業(上野焼や農業)を知り、ふるさとを大切にする心を育てます。
福智町自慢の学校給食は、味と栄養のバランスで福岡県知事賞に輝いたこともあるそうですよ♪
福智町産にこだわった学校給食も、「ふるさと教育」になっているんですね。
●福智町図書館・歴史資料館 「ふくちのち」
広々とした公園(ワィ・ワィ・ワ広場)に面していて、とっても気持ち良いところにあります。
「ふくちのち」はなんと、合併前の旧赤池町の庁舎だったそうです。
案内して下さったのは、館長の井上さん。
井上さんには、「ふくちのちLOVE」にあふれたご案内をしていただきました。
「ふくちのち」の「ち」は、知識の「知」と歴史や風土の土地の「地」が交わることを意味していて、まちづくりの拠点施設となっています。
入ってすぐの「ものづくりラボ」。
ここでは、ものづくり体験会やワークショップもありますよ♪
ちょっと休憩したいときには・・・
オシャレなベーカリーカフェ「としょパン」もあります。
(いつもは賑わっているそうですが、今日はお休みでした・・・残念!)
小さな子どもたちも気兼ねなく楽しめるように、館内は、なんと、おしゃべりオッケー♪
親子や友達同士で会話しながら、ゆっくりと本を楽しめます。
借りた本やページ数などが記録できる「読書通帳」もあります♪
お値段は300円!銀行の通帳とそっくり!
読んだページ数が貯金のように貯まっていきます。どんどん貯金を増やしたくなりますよね!
すごくユニーク(^^♪
福智町の小学1年生には、毎年、無料でプレゼントされるそうです♪
集中して静かに過ごしたい人たちはここ、サイレントルーム!
なんと!旧赤池町の議会議事堂だそうです!
読書や勉強に集中出来そうですね~!これまた、ユニーク(^^♪
子どもたちだけでなく、様々な世代の人への思いやりがあふれた、ゆっくりと家族で一日過ごせそうな「ふくちのち」。
●個性的な自然の中の教育施設「ふれあい塾」
広々とした緑豊かな敷地内に、印象的な三角の建物!近くには温泉もあり、ロケーション抜群!
ここは、町の教育施設で、集合研修や宿泊体験などができ、町内各小学校の「通学合宿」にも活用されています。
\「福智ブランド」と「まちおこし」が素敵!/
福智町は、豊かな地元の資源を活かした「まちおこし」に取り組んでいます。
●福智ブランド
福智にしかない風土と産品の魅力をPRするためのローカルブランディングプロジェクト。
福智の伝統的工芸品・上野焼の「器」と特産品の「食」、さらに童謡作曲家・河村光陽の生誕地として醸成された「音」の魅力を融合させ、「福智ブランド」を広くPRするための町の一大シンボルイベント「福智スイーツ大茶会」では、福智町をまるごと楽しむことができます。
●フクチ・ファインド・フェスティバル「福智スイーツ大茶会」(11月頃)
福智町の人口を超える3万人以上が来場し、50を超える福岡県内の有名スイーツ店が勢ぞろいする九州最大規模のスイーツイベントで、2019年(第7回)には、福智町と包括連携協定を締結しているJALの特別協賛により「JAL福智スイーツ大茶会」として開催したようです(2020年、2021年はコロナの影響で開催断念)。
中でも、福智ブランドファクトリ―の「ふくち☆リッチジェラート」は絶対食べたいスイーツ!
すこし、溶けかけたところをいただくと・・・何とも爽やかな甘さと香りがお口に広がります♡
フクチ・ファインド・フェスティバル「福智スイーツ大茶会」の開催時には、毎回、新作を発表するそうですよ♪
●「茶陶」として受け継がれた400年の伝統ある「上野焼」
庚申窯(こうしんがま)さんにお邪魔しました。
伝統的なものから、新しい感覚を取り入れたデザインのものまで。
素敵な器たちをみていると、何を盛ろうかな~♪とまたまた妄想(笑)
福智町の子どもたちは上野焼の作陶体験もしているそうです。
これも「ふるさと教育」ですね♡
●豊かな大地の恵み「赤池梨」
赤池梨の新高をお土産に買いました。みずみずしく、しっかりとしたお味!
他にも新鮮な果物や野菜たちがとっても豊富なことも嬉しい。
町内には3つも物産館があるんです♪
そんな素敵な「福智ブランド」たちはふるさと納税の返礼品にもなっています。
ふくち☆リッチジェラートや赤池梨、地元産のお米などのほかにも、こんな美味しい返礼品もあるんですよ。
●奈木野さんにランチで紹介された、「炭火・鉄板焼 ステーキ&ハンバーグ くずはら」さん。
隠れ家的なお店なのに(笑)、お昼のランチタイムはあっという間に満席に!予約必須です!
葛原シェフは、福智町にUターンしてお店を開業。ふるさとを「食」で応援しています。
そんな「くずはら」さんのふっくらジューシーな美味しいハンバーグも、ふるさと納税の返礼品でいただくことが出来るんです。
さらに、福智町の「まちおこし」では、二人の地域おこし協力隊が活躍しています。
スイーツ大好き!地域おこし協力隊の柴田さん。
「スイーツでまちおこしをしたい!」と、ふくち☆リッチジェラートの開発製造を手掛ける福智ブランドファクトリーでイベント開催や商品の販路拡大に大活躍♪
「好き」がお仕事に♡素敵ですね♪
学ぶことも多く、いろんなお仕事が経験できているそうです。
調理師を志している地域おこし協力隊の岡本さんは、老舗料亭で活動しています。
1年目の今は経験を積む時。日々成長している実感を持ち、すべてにやりがいを感じながら、頑張っているそうです。素敵ですね♪
若い力が、福智町の「まちおこし」を支えてくれています!
他県や他市町村から福智町に来たお二人が、「福智町の魅力」として口をそろえて言うのは・・・
「雄大な福智山を臨む豊かな自然と温泉」
毎年10月には農家の方々と協力して、休耕田を活用したソバの花や、コスモスのフェスタが開催されています。
★「ふくち暮らし」を体験したいと思ったら!
お試し居住体験施設はありませんが、多用途の民泊施設「よりとこ」さんへ!