ふくおかよかとこ移住相談センター

2019年に岡垣町に移住して来られた方が、
岡垣町だけにとどまらず、その付近一帯のエリアで何やらユニークな活動をされています。

この日は、宗像市の「街道の駅　赤馬館」にいると聞き、取材に出かけました。

赤馬館は、唐津街道の筑前21宿のうちのひとつ、赤間の宿だった場所にある観光拠点施設です。
江戸時代から明治の鉄道開通期までは宿場町として栄え、
物資の集積地でもあった場所で、
街道沿いには、白壁や格子窓といった昔の家並みが今も残っています。

街道の駅　赤馬館

赤馬館の朝のミーティングの様子です。
右端で話をされているのが、岡垣町に移住された末吉信明さん

末吉さんはビニールハウスの設置などを行う会社にお勤めですが、
そのかたわら、NPO非営利活動法人「美輪」を立ち上げ、
様々なボランティア活動もされています。

この日は、ビニールアートの設置で赤馬館に来られていました。
ビニールアートとは、
ビニールハウスを建てる際に出た端材のビニールシートを再加工したものに、アクリル絵具で装飾を施したもの。

「教育・共育・協育」。
地域の子どもたちだけでなく大人たちもみんな一緒に育つ環境づくりのために、
福岡教育大学の学生支援課を訪れ、学生ボランティアを募り、赤馬館とも連携。

学生ボランティアの方に、赤間宿のイメージに合うビニールアートを描いてもらい、
この日の設置にいたったとのことです。

絵を描いてくれたのが左側の河東萌さん。

「住居学」で日本の伝統的な住まいの造りや赤間宿について調べていたところ、
このボランティアの募集を知り、応募されました。

右側の山崎初華さんは、ビニールアートの設置を行うボランティアに応募。

末吉さんも一緒に、3人で設置を行いました。

左から赤馬館の館長の長尾洋二さん、河東さんと山崎さん、そして末吉さん


今回は赤馬館への設置でしたが、
今後も学生ボランティアの方や地域と連携して、
このビニールアートの活動を拡げていきたいとのこと。
このビニールアートを見て、学生や地域の方々が何を感じ、考え、行動するのか。

その一助になれば、そして地域活性化につながっていけば。
そんな思いで、この活動を行っています。


今後は、移住者や移住を希望されている方々の力にもなれればと、
移住者のコミュニティづくりや、岡垣町、鞍手町、直方市、宗像市などに移住を考えている方の相談も受けていかれるとのこと。

末吉さんへの相談を希望される方は、
ふくおかよかとこ移住相談センターの福岡窓口TEL092-712-2325までお問合せください。