ふくおかよかとこ移住相談センター

星☆と海とおいしい水と ~岡垣町~

市町村情報 福岡

2020.12.25

こんな北斗七星、見たことありますか?
まるでひしゃくで水を汲んでいるみたい

響灘に面した岡垣町の波津海岸では、
世界でも珍しい「北斗の水汲み」を見ることができます

「北斗の水汲み」とは、ひしゃくで海の水を汲んでいるように見える北斗七星のこと
北緯33度~34度、北に水平線が見え、灯りの少ないところでしか見る事はできません

こんな素敵な星空が見えることから、”Okagakimachi”と名付けられた星もあるそうです

今回の市町村紹介は、福岡市と北九州市の中ほどにある岡垣町です

JR海老津駅が岡垣町の玄関口
博多駅から電車で50分、小倉駅からは40分ほど

お隣の芦屋町まで12キロにわたる三里松原の景勝、
孔大寺山、湯川山といった山々など、豊かな自然あふれる町です

その山々に降りそそいだ雨は、長い年月をかけて地中深くしみこみ、
さまざまな地層を通り、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルをたっぷり含んだ地下水になります

なんと、町の水道水の8割強はこの豊富で栄養いっぱいの地下水でまかなえているそうです

おいしい水の町って聞いただけで引き寄せられてしまうのは、私だけでしょうか(笑)


海老津駅から、たわわに実る稲穂をながめ

ひしゃくの水汲みが見れる波津海岸に到着しました

この付近は浅瀬となっていて、
子供も安心して海水浴が楽しめます


見渡す限りの水平線

夜空もさぞかしステキなんだろうな~


海の目の前の「観光ステーション北斗七星」では、
バーベキューセットのレンタル、休憩所や授乳室も

サーフィンやボディボード、SUP(スタンドアップパドルボード)を楽しむ人々のために、コイン式の温水シャワーは1年中利用できます

海岸沿いには宗像市から芦屋町までのサイクリングロードがあり、
車の往来を気にすることなく海風を感じながらゆったりサイクリング

自転車のレンタルも3時間300円でできますよ

波津漁港のあたりは釣り場も多く、釣り好きにはたまらない場所

古くからの集落があり、海沿いカフェもあります

海から山道を登ると、開けた高台に成田山不動寺があらわれます

大祭のときには、諸願の成就を願う「護摩焚き」や密教儀式である「火渡りの行」も行われるそうです

境内からは、名勝三里松原と響灘の織りなす絶景が

海の青さと白い砂浜、松原の緑のコントラストが素敵です

芦屋基地航空祭の時には、ブルーインパルスが空を舞う航空ショーも楽しめます
(残念ながら、今年はコロナのため中止となっています)

晴れた日には山口県までも見えるそうです

さて、今回の訪問を岡垣町に決めたのは、1年半前にこの地に移住された末吉信明さんご一家に会いたかったため

「海の近くでタブレットを使った教育を行っている小学校に通わせたい」
息子さんの環境を第一に考えての移住プランをもって福岡窓口にこられたのが2年前

内浦小学校のユニークな取組みを伝えたところ興味をもたれ、
岡垣町役場都市建設課の井上さんにアテンドを依頼

町内を案内してもらったところ、

その日のうちに
「ここだ!」
と即決!

その4か月後には、岡垣町の住人となっていました


信明さんは大阪出身。奥様の宏恵さんの出身地、神奈川で出会って結婚されました

都会育ちのおふたりが、
「子どもを育てるのは田舎がいい」
と、結婚後、愛媛県のコンビニも外灯もなく、車もほとんど通らないような田舎町に移住

「何もない所で不自由さを楽しみたかったんです。何もない分、息子と遊ぶ時間はたっぷりありました」



そして、次は岡垣町へ

即決の決め手となったのは、いったいなんだったのでしょう?

末吉家の前でパチリ

山の向こうに陽が落ちる前の、ゆったりとしたおだやかな時間が流れます


愛媛での暮らしも気に入っていたそうですが、
息子さんの小学校入学を考えた時、同じぐらいの年齢の子どもがあまりにも少ないのが気になったそうです

「岡垣にきて”ここだ!”って思ったのは、小学校の環境がまさに理想どおりだったからです」

1学年の児童数は10人前後
休み時間には芝生の運動場を、学年入り乱れて駆け回っている
夏にはサーフィン授業もあり、毎日の5分間走タイムなど体力づくりにも配慮
タブレットを使った授業など、ICTもいちはやく取り入れている

心もカラダもたくましくなれそうな環境です


ーパパは、息子さんがどんな大人になって欲しいと思っていますか?

「僕はいろんな土地で暮らしてきましたが、どこの土地でもいろんな人に助けてもらう事が多かったです。彼にも、人を助けたり助けてもらったりできる、そんないい仲間ができて、仲間と一緒に生きていく。そういう大人になって欲しいと願っています」

内浦小学校のお昼休み

サッカーをしているお兄ちゃんたちに、
黄色い帽子の1年生が「ボクも入れて~」と

みんなが兄弟のように仲良しです

校長室で、塚本校長先生と松澤教頭先生(写真右下)からお話をうかがいました

6年前から始めたサーフィンの授業
サーフィン連盟の方々が来てくれて、1人ずつついて指導してくれます
低学年の時にはこわがっていた子どもたちも、
上級生になると全員板の上に立てるようになるそう

お昼休みの最後にはランニングタイムのほか、竹馬や一輪車にも挑戦
児童の中には30分かけて歩いて登校する子どもも。鍛えられそうですね
(通学路にはPTAの方やおまわりさんが立ってくれているので安全です)

昼休みも先生が勉強を見てあげています
毎週「チャレンジプリント」があり、きちんと理解できるまで先生方がフォローしてくれるとか

電子黒板も各教室に設置されています


自然教室ではキャンプファイアーも行うとか
楽しい思い出がいっぱいできそうですね


こちらは岡垣町の人ならみんなが知っている「ぶどうの樹」
地元の食材をたっぷり使ったレストラン、
おしゃれな内装のホテル、
そして結婚式や披露宴もできるといった複合施設です

私たちもテラス席で、アスパラガスたっぷりのピザをいただきました
野菜のしゃっきり感とチーズのとろとろ感が絶妙です

右側のお兄さんが、岡垣町役場の井上さん
左は当センター東京窓口の石川コーディネーターです

今回の岡垣町訪問でお世話になった方々です

岡垣町役場都市建設課の課長の来田さん、係長の深田さん(写真上)からは岡垣町の住民サービスについて伺いました。

「ずっと住み続けたい町」づくりのために、岡垣町では特に子育て世帯や新婚世帯に下記のようなサービスを行っています。
<子ども向き>
・医療費支援(中学3年生まで)
・インフルエンザ予防接種費用の一部補助
・小学校遠距離児童通学定期補助金
<新婚世帯向けおよび子育て世帯向け>
・結婚新生活支援補助金(新生活にかかる引越し費用などを30万円まで助成)
・内浦・戸切校区の賃貸住宅の家賃補助(月額最大2万円×3年間)

学校関連の取組みとしては、TVでもおなじみの東進ハイスクール講師・安河内哲也さんを英語教育アドバイザーとして迎え、デジタル教科書やICT機器を導入。ALT(外国人指導助手)による授業など英語教育にも力を入れているそうです。


新婚生活を始めるための”結婚新生活支援補助金”などの詳細は、下記のサイトをごらんください

続いて、写真右下は岡垣町観光協会の武谷事務局長と宮野さん
「観光ステーション北斗七星」の中で、この町の星や海のすばらしさ(「九州有数のいい波が来る」とサーファーたちの間での人気も上がっているそうです)などについて教えて頂きました

写真左下はこども未来館の三並さん
こども未来館は、児童センターと子育てセンターの機能を持った施設
館内には、子どもたちが夢中になるスタッフ手作りのあったかいおもちゃがいっぱいです
生後6カ月以上のお子さんからの一時保育も行っていて、子育て相談などもOK
写真のように大型の天体望遠鏡のある天体室があり、毎月2回、星の話を聞きながらの天体観望会も行われています
この望遠鏡で、土星の輪や木星の模様まで見えちゃうとか
すごくないですか~♡

そして写真下の中央が、今回の訪問で一番お世話になった岡垣町役場の井上さん
岡垣町への移住を検討されている方々に、町の魅力を伝えるため、日々駆け回られています
この町のすばらしさを車中でもたくさん聞かせて頂きました
中でも、
「街並みがきれいで、戸建が2,000~3,000万円で購入できる」
という点は、移住希望者の方々への大きな訴求ポイントとなりそうです


福岡県内どこのエリアでもそうですが、大学進学時に県外に出る若者は多く
岡垣町は、30代になって戻ってくるケースが他エリアと比べて多いそうです
自然の魅力だけでなく、岡垣町の住民サービスが功を奏しているようです

おまけ

本格焼酎 岡垣

黄金千貫というサツマイモとミネラル豊富な地下水が原料です

芋焼酎にしてはすっきりとしたやさしい飲み口
口に含んだ時の香りもとても華やかです

これもまた、岡垣町の大きな魅力かもしれませんね

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