「産地見学ツアー開催レポート!」1日目
福岡県
更新日:2020.3.31
就農を決めたけど、現地を見る機会がなかなか無い…実際の農業を体験してから、就農するかどうか決めたい!そんな声にお応えして、福岡県では産地見学ツアーを実施しました。今年度も実施予定(時期未定)ですので、就農をご検討されているかたは、奮ってご参加ください!
1日目
1日目は福岡の玄関口、福岡空港に集合です!参加人数は14名。参加者の多くは東京の方ですが、中には、静岡や岡山から来られている人もいらっしゃいました。最初の目的地は「JA筑前あさくら新規就農センター」。完成からわずか2年のピカピカの施設です。当施設が力を入れている作物は「トマト」昨年度は、初めての取り組みということもあり、試行錯誤の連続だったそうですが、失敗を2年目に活かし、収穫量を上げられるようになったそうです。参加者は、研修生の話に熱心に聞き入っていました。
就農センターを見学後、就農から2年の若手イチゴ農家、Uさんのハウスへ向かいます。Uさんは参加者と、立場が近いということもあり、たくさんの質問が出ていました。特に、農地やハウスに関する質問が多く、Uさんは「農地は親類から引き継いだが、ハウスは中古の資材を買い取り、自分の手で建設した」そうです。初期投資を抑えるために中古資材を使用するというのは一つのポイントですよね!その後、1年目の苦労話を伺い、ハウスを後にしました。
次に向かったのは、イチゴの高設栽培を営むYさんのハウスです。高設栽培とは、圃場を腰の高さの位置で作り、収穫を容易にすることで、作業効率を上げる栽培方法です。そんな便利な高設栽培ですが、欠点もあります。高設栽培は一般的な栽培方法と比べて、収穫量を上げにくいと言われている他、導入に大きなコストがかかります。Yさんは、そんな高設栽培で、6~7t(県平均は4t以下)の収穫量を誇る農家です。Yさんは「子供を育てながら、女性一人でイチゴの栽培を行うためには、高設栽培の導入が必須だった。コストはかかったが、後悔はしていないし、圃場の拡張も考えている」と語ってくれました。投入できる労働力と相談しながら、圃場の在り方を考えることはとても重要ですね。
熱心に現地を見学するうちに、17時になってしまいました。1日目の宿泊地に急いで向かいます。1日目の宿泊は、地元の農家の方に受け入れていただいての、農家民泊です!出迎え式のあと、それぞれの受け入れ先に向かいます。~2日目に続く~
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