移住者インタビュー

LIFE STYLE 添田町

最初に添田町を訪れた時、移住を即決しました。添田町のきれいな水や空気でおいしい野菜を作って、どんどん私の野菜を発信していきたいです。

移住者DATA

ターン

Profile
宮井 潤一さん(41歳)
Data
地方公務員から一転、農業の道へ。
地元大阪から農家になるべくIターン。
農業インターンシップを経て、添田町就農実践塾で修業中。
Work
就農実践研修生

移住の準備は時間をかけていろいろやりましたが、いざ移住先を決めるときは、最初に添田町に来た時に、「ここにしよう」と即決しました。

Q. 福岡へ移住したきっかけと経緯を教えてください。

サラリーマンを辞めて独立しようと思ったのですが、独立するにあたって農業を始めようと考えたのがきっかけです。

経緯は、まず最初に、実際に農業を体験しようと思い「農業インターンシップ」に2回参加しました。ここで、なんとなく農業がどんなものかは分かりました。

次に、農業を始めたくても、知識もないし、農地もなかったので、そういうところを支援しくれる自治体を探しました。探し方は主に、インターネットで「就農」というキーワードで検索して探しました。その結果、福岡県も含めいくつかの県が出てきました。その中でも福岡県は、大きな地震が比較的少ないというのを聞いて「福岡県がいいかなぁー」と思いました。

その後、移住先として福岡県に興味を持ったので、「ふくおか農林漁業新規就業セミナー・就職相談会」に2回参加しました。そこで、福岡県の中でもいくつか移住先の候補地が挙がったので、各自治体に電話したり、実際に足を運んだりして相談に乗っていただきました。回数で言うと10回ぐらい。期間で言うと、半年ぐらい時間をかけました。

そのいくつかの候補地の中に添田町も入っていましたので足を運んだんですが、実際に訪れてみて、土地や家や環境を見て、町役場の担当の方と話をさせていただいたところ、その全部が気に入りましたので、「ここ(添田町)にしよう」と即決しました。その後、一ヶ月後にはもう添田町に移住していました。

添田町は自然が豊かで、採れる野菜もおいしいです。

添田町南部に位置する「英彦山」の風景

Q. 福岡での生活について教えてください。

添田町で生活を始めてから健康になりました。就農実践塾の研修を通じて自然の中で仕事をするようになったからかもしれません。以前は、神奈川とか大阪とか比較的都会に住んでいましたが、都会と比べて添田町は、空気も水もきれいで静かな所だなというイメージです。そんな自然環境の中で採れる野菜はおいしくて、とってもいい所だと思います。ただ、車はあった方が便利だと思います。

転職を機に移住する方は、その仕事の「本当のところ」をしっかり調べておくことも大切だと思います。

Q. 移住する前にやって良かったことは?

農業インターンシップです。無報酬ですが、宿泊費や滞在費を負担してくれる制度があって、体験することで農業のイメージを掴もうと思いました。

農業インターンシップをやって良かったことは、どういうスタイルで始めるのか、つまり、会社にするのか?直売所で売っていくのか?そういったことを学べたことです。

Q. お仕事について教えてください。

以前は神奈川県で地方公務員をやっていました。今は、各農家さんに師事して、いろいろな農作業を勉強させていただいてます。初めての作業ばっかりですので、慣れなかったり体力的にもきつかったりで大変です。特に、夏場の長時間の作業は堪えます。ですが、自分で作った野菜がきれいに出来たときは、「やってて良かった」と、やりがいを感じます。

ただ、実際に農業を始めて思うのは、農業と家庭菜園は全くの別物だということです。農業をやってみたいと思われる方は、インターンシップ等を利用して、理想と現実のギャップを埋めてから移住されると、スムーズに始められると思います。

私は、「添田町就農実践塾」という、添田町の担い手の育成と確保を目的とした制度を利用させていただいてます。師匠となる農家さんに師事しながら、3年間の農業研修を受けることができる制度です。助成金も支給されますので、生活費や家賃の面で大変助かっています。

「宮井さんの野菜が欲しい!」と言ってもらえるようなおいしい野菜を作って、どんどん発信していきたいです。

Q. 今後の課題と目標を教えてください。

今までは、働いた分だけお給料を頂くサラリーマンでしたが、これからは自分で作った野菜を自分で売って収入を得る自営業者になっていきます。私の作った野菜をどんどん発信していけるような販売ルートを開拓することが課題です。そのためにはまず、今、受けている研修を頑張って、おいしい野菜を作れるようになることがスタートです。それができるようになったら、「宮井さんの野菜が欲しい!」と言ってくれるお客さんをたくさん獲得できるように頑張っていきたいと思います。

※当インタビューは、2014年11月21日に行われたものです。

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