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【香春町】地域おこし協力隊を募集します!

香春町

香春町移住・空き家相談室で新たな町の課題解決への取り組み
~一般社団法人カワラカケルと共に~


〈香春町役場まちづくり課__(左3名)地方創生係・(中央)まちづくり課長・(右3名)地域つながり係〉

 

特設サイト:香春町移住ポータルサイト「カワラカケル」
【地域おこし協力隊インターン実施のお知らせ】


▶香春町(かわらまち)の紹介
 福岡県の東北部に位置し、自然豊かな景観を有する香春町は、国道201号と国道322号の結節点にあり、交通の要衝となっています。自家用車で福岡市へ約70分、北九州市へ約50分で移動できる利便性がありながら、のどかな田園風景や歴史ある町並みを有しているという魅力を持っています

〈香春岳〉


 しかしながら、人口減少や高齢化の進展等により地域社会の活力が衰退しており、地域力の維持・強化を図るため担い手となる人材の確保が重要な課題となっています。
 そのため、地域社会の新たな担い手として、地域外から意欲ある人材を積極的に受け入れ、外部からの視点や発想力による地域活性化を図るため、地域おこし協力隊を移住施策へ導入することとなりました。


▶これまでの活動
 
香春町は、平成28年度から協力隊制度を導入し、移住施策に取組み9年目を迎えます。活動の拠点は、移住・交流及び空き家相談の場「香春町移住・空き家相談室(採銅所駅舎第二待合室)」。町の有形文化財でもあるこの施設の役割は、移住相談のワンストップ窓口、移住希望者や定住者・地域の方々との交流の場、地域資源を活かした交流や体験イベントの場などです。

〈香春町移住・空き家相談室(JR日田彦山線採銅所駅舎 第二待合室)〉

 
これまでの隊員は、地域と交流の場づくり・移住者のための住環境整備・香春町の「くらし」のイメージの発信・自らの起業に向けた取組・農あるライフスタイルの確立などさまざまな『香春町に新しい人の流れをつくる』ミッションのもと活躍いただきました。ただし、地域おこし協力隊の制度上、任期が3年間であるため中長期的に知識やノウハウを貯めづらい面がありました。知識・ノウハウを貯め、今後より良い相談対応にすべく次のステップとして「法人の設立及び運営」をミッションとした隊員により、一般社団法人カワラカケルが設立いたしました。

〈香春町地域おこし協力隊 1~2期生〉          〈香春町地域おこし協力隊 2~4期生〉


▶一般社団法人カワラカケルとは?
 
香春町の移住と空き家に関する相談室の運営と地域の課題解決を目的として誕生したのが一般社団法人カワラカケルです。主な活動として、香春町移住・空き家相談室の運営、各種相談への対応、空き家バンクの運営、イベントの企画運営、情報発信、空き家発掘業務となります。
 
これらの業務の主な目的としては、「香春町に新しい人の流れをつくる」ことです
 
空き家バンクの運営や空き家の掘り起こしをすることで、現在眠っている場を新しい人が活用できる場へと転換させる狙いがあり、また、イベントや情報発信を積極的に行うことで、香春町に興味を持ってもらう人を増やすよう取り組んでいます。

〈一般社団法人カワラカケル__(左)小野沢 春輝 会長・(右)福羽 弘之 代表理事〉

法人として運営を行ってからの相談実績は、以下のとおり成果が出始めています。
・ 移住相談 :74件
・空き家相談:47件
・その他相談:48件
 
合計:169件 (令和6年4月1日~令和6年12月末時点)

※前年度相談件数[一般社団法人カワラカケル委託前]
・ 移住相談 :25件
・空き家相談: 0件
・その他相談: 8件
 
合計:33件 (令和5年4月1日~令和6年3月31日)


▶新たな町の課題とは?
 
移住者が生活していくうえで必要不可欠な『仕事』の整備が不十分であることです。
 
香春町は、「人の流れ」や「空き家の活用」など、それら移住に繋がる取組は着実に成果を上げ、さらに深化を続けているところですが、示したとおり新たな課題が見受けられました。
 
着実に成果を上げている取り組みですら課題の根本的な解決には至っておりません。導入当初から目標に掲げている大きなミッション『香春町に新しい人の流れをつくる』。このミッションを達成すべく、移住希望者向けの相談体制・空き家の利活用・そして新たな課題「仕事の整備」など、これら地域の課題解決を専任として担う協力隊を募集します。


▶活動内容
(1)移住・定住の取組を継承・発展していくこと
 
本町歴代の協力隊員は、これまで地域に密着して移住促進に取り組んできました。その取り組みは、仮説と検証による試行錯誤を繰り返していく中で、香春町に適した方法を模索していくというものです。
 
この8年の取組によって、彼らは、町内外に「移住のキーパーソン」と言える方々と多様な人脈を築いたほか、各種交流イベントの開催やフェイスブックをはじめとするSNSを活用した情報発信により、多くの「行動するファン」を獲得してきましたが、「香春町で生活していくうえで必要不可欠な『仕事』の整備」という新たな課題については、まだまだ不十分といえます。『仕事』の整備に取組む一例として、町内や近隣自治体にある仕事や会社などの情報を収集・整理し、移住希望者などへ紹介する「仕事バンク」の新設など、移住希望者へ寄り添う取組みに期待します。
 
したがいまして、今回募集する協力隊員には、まず彼らの取組みの方法を学んでもらい、そのうえで新しい視点から発展させていってくれることを期待します。

(2)香春町移住・空き家相談室の運営
 
本町協力隊員の基本的な業務は、移住・交流及び空き家相談の場「香春町移住・空き家相談室」の運営です。現在運営を委託している(一社)カワラカケルとともに、清掃や掲示物の整理などの施設維持管理業務、移住や空き家等の相談対応、町内の案内などの来客対応といった日常業務。
 
町内に埋もれている空き家や空き地、空き店舗などの掘り起こしやそれらの情報を整理・発信する「香春町空き家・空き地情報バンク」の運営といった空き家対策業務。
 
交流イベントの企画、参加者募集、当日の運営、事後のアフターフォローといったイベント業務。
 
ホームページやSNS、その他紙媒体を通じた情報発信業務などが主な業務です。

(3)自らのスキルを活かした取組
 
歴代の協力隊員は、トライアルステイや空き家紹介、「くらし」のイメージ作成、染物による「しごと」づくり、「半農半X」という新たなライフスタイルの確立など、自らのスキルを活かして各自が専門的に取り組んでいるものもあります。
 
それらの取組は、すべて、「香春町に新しい人の流れをつくる」という与えられたミッションを実現するために、各自が町の魅力を発掘し、移住希望者に伝えていこうとする活動にほかなりません。
 
あなたも、自らのスキルを活かして、楽しみながら「移住・交流」の促進を実現していってください。
 
なお、先輩協力隊員も全員が最初からスキルを身につけていたわけではありません。着任後、学習や経験を積み重ねて徐々に成果を上げてきたものもあります。そのために必要な経費には、協力隊の活動費助成金を充てることができますので、ご安心ください。

(3-1)自らの起業に向けた取組
 
3年間の任期中は、香春町への定着を目指して是非「ナリワイ」づくりに挑戦してください。香春町では、地域おこし協力隊が将来的な起業や「ナリワイ」(「起業」ほど大げさなものではなく、一つ一つの収入は小さいが複業スタイルで組み合わせて1人前の生活費を稼いでいくものを想定)づくりに向けての活動を積極的にサポートします。

(3-2)一般社団法人カワラカケルへの就職
 
この法人のサポートを受けながら、任用期間である3年間をともに活動していただきます。任期後に本法人へ就職し、継続して地域課題の調査・研究、解決へ取組むこともできます。

例「カワラカケルの1日のスケジュール」
900/出勤・相談室の清掃
1000/事務作業
1100/空き家相談対応・空き家の現地調査・書類作成
1300/移住相談対応・内見の実施
1500SNSの更新・イベントの打ち合わせ
1700/退勤
       
900/出勤・相談室の清掃
1000/地域交流イベントの実施
1300/地域回り・空き家発掘
1500/空き家バンク作業・役場と打ち合わせ
1700/退勤

(3-3)香春町内への就職・事業承継
 
新たな課題として挙げられた『仕事の整備』への取組の中で、地域で活躍する会社や小規模事業者、地域に根付いた個人商店など多くの仕事に触れることが予想されます。そこであなたが活躍することに適した環境と出会うことも考えられます。その際は、あなたの持つスキルを存分に発揮し、活躍していただきたいと思います。


▶3年間の活動イメージ
1年目:知る・知ってもらう・慣れる】
 
協力隊として地域で活動するためには、地域のことをよく知っていることが何よりも重要となり、全ての基本となります。同時に地域から自分のことを知ってもらうことも大切であり、何かあった時に頼れる人や信頼できる関係性を築いておくと活動しやすくなります。
 
1年目はあらゆる関係づくりに注力をすることをオススメします。
・香春町移住・空き家相談室の運営を主に行いながらどんな地域なのかを知る
・協力隊関係の研修への参加、近隣協力隊とのネットワークづくり
・広報記事やSNS等で積極的に発信し地域から知ってもらう

2年目:何ができるか試す】
 
1年間活動していく中で、自分のやりたいことや取り組みたい活動などが見えてくると思います。小さなことでも大丈夫です、課題解決に向けてコツコツ挑戦をし、3年目そして卒業後に繋げていく種まきの期間となります。
・イベント形式でトライアルアンドエラーを繰り返す
・仕事づくりのタネを撒く
・実際にプロジェクトとして動かしてみる

3年目:卒業に向けた最終段階】
 
最後の1年は卒業に向けてとても忙しい期間となることが予想されます。2年目で見えてきた課題をクリアしていき自分の仕事づくりをより具体的にしていきます。また、ある程度地域や行政からの信頼が得られると様々なお願い事やプロジェクトを任されるケースもあり、嬉しい悲鳴でありますが、近い将来の自分をイメージしながら取捨選択して活動していくことになります。
・具体的な仕事づくり
・補助金の申請
・定住に向けた準備


▶サポート体制
【一般社団法人カワラカケルのサポート】
 
協力隊を経て法人を設立したカワラカケルが、地域案内から始まり、人繋ぎ、協力隊制度を有効に活用していくためのポイント、役場との関わり方、予算の使い方、日々の業務での支援、書類作成のサポート、プロジェクトの支援、起業支援などあらゆる面で経験をもとにサポートいたします。
 
3年間協力隊として活動していく中で、その時々によって困りごとは変化していきます。例えば、やろうと思っていた事が出来ない場面も出てくるかもしれません。そんな時にどうすれば実行に移せるかなどの相談対応が可能です。

〈一般社団法人カワラカケルのメンバー〉


【香春町役場のサポート】
 
月に1回の定期的なヒアリングはもちろんのこと、日常的にコミュニケーションを活発に行い、担当部署内での連携だけでなく、他の部署等への案内や紹介など隊員が任期中や卒業後も活動しやすいようサポートいたします。
 
また、活動や起業に関する補助金も整備しており、隊員の取組みをより活発に行えるよう環境を整えております。また、協力隊として活動していく中で、やりたいことや認識していた課題が変化していくと考えられます。町はその変化を拒まず、柔軟に受け入れながら任用期間内に限らず、卒業後も町内で活動がしやすいよう最大限の力添えいたします。
 
その他、ミッション遂行に関する相談だけでなく、慣れない土地での生活の相談など困りごとにも耳を傾け、隊員の暮らしに寄り添います。その結果として、非常に高い定住率を誇っていると分析しています。


 

募集要項など
≫(R7年)香春町地域おこし協力隊 募集要項.pdf
≫(R7年)香春町地域おこし協力隊 応募用紙.pdf ・ 応募用紙.word
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