移住者インタビュー

LIFE STYLE 添田町

大好きな福岡に住みながら、自分の「続けたい」を叶えられる。そんなところが決め手でした。

移住者DATA

定住者

Profile
斎藤 あかねさん(21歳)
Data
久留米市出身。高校卒業後、福太郎株式会社に入社。添田町にあるめんべい工場で製造業務に従事する傍ら、同社のソフトボール部の一員として練習に励む日々を過ごしている。
Work
株式会社山口油屋福太郎 添田町めんべい工場勤務

Q. この会社に就職しようと思った動機を教えてください

私は、小学生のころからソフトボールをずっと続けていたので、社会人になってもソフトボールを続けていきたいと思う気持ちがどこかにありました。そんな気持ちを抱きながら、就職活動を続けていたある日、高校の先生から福太郎の名前を聞きました。

Q. ソフトボールが決め手だったのでしょうか。

それも決め手の一つではありましたが、福岡が大好きなので、地場企業で働きたいという気持ちがありました。福太郎は福岡で創業し、長年福岡県に貢献している企業なのでそこも決め手でした。あと、単純に、めんべい※が大好きだったこともあります(笑)。

※めんたいこのほか、イカやタコなどの海産物を練り合わせて焼き上げたせんべい。

同社が誇るソフトボール部。ソフトボールのほかにも、バスケットボール部を設立するなど、福岡県のスポーツ文化の育成・支援に貢献している。

ソフトボール部での活動はもちろん、仕事面・福利厚生面での支援も嬉しいです。

Q. 実際に就職されて、どのような点がよかったか教えてください。

仕事面でも、部活についても、全面的にバックアップしてもらえる体制がありがたいですね。特にソフトボール部の活動については、社全体で支えてもらえていると感じるので、モチベーションも高まります。大事な大会の前などは、練習に打ち込めるよう、スケジュールを含めて調整してもらえるので、試合に全力投球できます。また、福利厚生面でいえば、職場の近くに社員寮があり、通勤にかかる時間が殆どないため、仕事にも、部活にも打ち込むことができます。

「食の幸」を通じて、お客様の笑顔と触れ合える、そんな仕事です。

袋詰めの作業を行う斎藤さん

Q. 現在のお仕事内容を教えてください。

めんべいには箱詰めの商品と、袋詰めの商品の2種類があるのですが、私が担当しているのは袋詰め用のめんべいの包装と、めんべいの素材として使用されるイカの洗浄を担当しています。ゴールデンウィークや正月前の繁忙期はとても忙しくて、部活との両立が大変な時がありますが、同僚と協力して、生産のノルマを達成できた時にはとてもやりがいを感じます。また、弊社の商品は駅や空港で販売されていることが多いのですが、お客様に手に取っていただけている姿を見たときにはとてもうれしい気分になります。

古くて新しいユニークな職場です!

Q. 現在の職場は、田川商業高校の跡地を活用して作られたとお伺いしましたが、独特なところはありますか。

他の工場と比べて、ユニークなところはたくさんありますが、1番はやはり倉庫でしょうか。ここには、完成しためんべいを保管しているのですが、かつての体育館の姿をほとんどそのまま留めていて、とても雰囲気があります。仕事で立ち寄る機会が多いのですが、高校時代を思い出して、なんだか懐かしい気分になります(笑)そのほかには、私たちが入居している部員寮やトレーニングルームも校舎を活用して建てられています。

校舎の面影が残る寮
トレーニングルーム。後ろの黒板が特徴的!
倉庫に立ち寄るときは、懐かしい気持ちになります
工場自慢の、売店です

Q. 学校が工場や寮に生まれ変わるなんて、素敵ですね!そんな、地元を大切にされる、福太郎さんならではの取り組みはありますか?

めんべい祭りに参加する斎藤さん

春と秋にめんべい祭りというイベントを添田工場の敷地内で開催しています。お客様に向けて、添田限定のめんたいや、めんべいを特別価格で販売するイベントなのですが、このお祭りのときは、工場内で働いているスタッフも接客や販売を行います。普段、工場の中で働いていて、直接お客様と触れ合う機会の少ない私たちにとっては貴重なイベントですね。
そのほかにも、ソフトボール部で、コールマインフェスティバルや英彦山参道の駆け上がり大会など、地域の行事には積極的に参加しています。

部活で培った経験や絆は、ほかでは得られない宝物です。

Q. 平日仕事が終わってからの過ごし方を教えてください。

平日は仕事が終わり、部員のみんなとソフトボールの練習をしています。土日は基本的にどこかでソフトボールの試合を行っていることが多いです。

Q. 仕事が終わってからすぐの練習とはすごいですね!
ソフトボールの練習を終えた後、チームの皆さんとどう過ごされていますか?

試合前であれば決起会という形で、チームの絆を再確認したり、誕生日を迎えた部員がいれば、ケーキでお祝いしたりしています。また、出かけるときは、年齢関係なく、幅広い部員と出かけます。チームの仲はいいですね。

Q. ソフトボールでの経験が仕事に役立てられていると感じることはありますか?

何事においても、そうだとは思いますが、ソフトボールにおいて、要求されたことより一段階高い役割を果たすことは勝利を目指すうえで、とても重要なことです。仕事においても、何をこなせば、更に良い結果を出せるかを考えていますが、そういった部分に、ソフトボールでのチームプレーの経験が活きていると感じます。

Q.最近では全日本総合ソフトボール選手権九州地区大会予選会で1位になり、全日本総合ソフトボール選手権に出場されたとのことですが、今後の目標はありますか?

大きな目標はなんといっても日本リーグへの出場です!そのために、まず、二つの大きな大会を1位で勝ち抜いて、九州のトップとして全国で戦うことです。更に大きな夢は、日本リーグでも3位以上を獲得することです!

部活・仕事に打ち込みながらも、きちんと自分の時間を持つことができます。

Q. とてもわくわくしますね!それでは、休日の過ごし方を教えてください。

練習がない日は、リフレッシュすることに全力です。遠出して旅行したり、ショッピングや、お気に入りのレストランで食事をしたりします。特にお気に入りの「ヒシミツ」という醤油蔵を改修したイタリアンレストランでは、落ち着いた雰囲気の中で、季節に応じたピザを楽しむことができます!

イタリアンレストラン「ヒシミツ」の店内。
ピザはなんと食べ放題です!

Q. 県内で住み続けてよかったと思うことはありますか。

生まれと育ちも福岡で、今もこうして福岡で働いているので、何らかの形で福岡に恩返ししたいという気持ちはずっと心にありました。福太郎のソフトボール部員として活躍することで、地域の皆さんが喜んでくれるので、良かったと思うと同時に、あたたかい気持ちになります。やはり、身近な皆さんの笑顔を見るたびに福岡に住んでいて良かったと思いますし、今後も住み続けたいと思いますね。

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