ふくおかよかとこ移住相談センター

出生率が県内トップの町 ~粕屋町(かすやまち)~

市町村情報 福岡

2019.11.22

ねっころがったままで しつれいちまちゅ~

わたしは れいわベイビーちゃんでちゅ
ここであそぶのだーいすき!
おもちゃもいっぱいあって、よりどりみどり
みんなもきてね~!


と、ゴキゲンなお出迎えをしてくれたのは、
福岡市に隣接した粕屋町にある「かすやこども館」の子育てルーム


この粕屋町、実は合計特殊出生率が県内堂々の第1位!
(平成20~24年厚生労働省「人口動態統計特殊報告」より)

さてさて、どうしてこんなに出生率が高いのでしょうか

その秘密を探るべく、粕屋町役場にお邪魔しました

粕屋町の町花であるバラ

粕屋町役場に向かうとバラがお出迎え
してくれます
町内の公園をはじめ、民家のお庭などあちらこちらでバラが咲いています


町役場では、総務部経営政策課の安河内さんと伊藤さんからお話をうかがいました


出生率が高い秘密は~

「博多駅や福岡空港に近い、立地の良さがまずあげられると思います」

博多駅までは長者原駅(ちょうじゃばるえき)からJRで約10分
福岡空港まで車で約15分
九州自動車道の福岡ICや福岡都市高速道路の粕屋ランプもあり、交通の利便性がよいため、
転勤族の方々にとても人気だそうです

転勤で粕屋町に住まれた方が
後任の方たちに「子育てするなら粕屋町がおすすめだよ」と伝えてくれているようです

ちょっと見づらくてごめんなさい
写真中央右側の赤線で囲まれたところが粕屋町です

確かに、福岡空港はすぐそば
長者原駅から博多駅まで10分
どこに行くにも便利ですね


博多駅から10分という近さなのに、田畑も多く残され、
大きな公園、子育て世帯が親子で利用できる嬉しい施設も多くあるため、
転勤族だけでなく、福岡市内からの子育て世帯も数多く引っ越してこられているそうです

長者原駅の近くに粕屋町役場があり、
その付近に「かすやこども館」、粕屋町立生涯学習センター「サンレイクかすや」や粕屋町総合体育館「かすやドーム」といった、親子で一緒に遊んだり運動したりできる施設があります
また、駕与丁公園(かよいちょうこうえん)という大きな公園もあります

今後、酒殿駅周辺の開発が始まり、
ここに500戸の戸建てが建つ予定だそうです


町内には、ショッピングモールもあり、
食料品や衣料品など生活に必要なものは何でもそろいますし、
飲食店もたくさん
映画館もあります


交通の便がよくて、コンパクトな町ながら町民が利用できる施設がたくさんある
都市圏でありながら程よく田舎で
安心して子育てができるのが、粕屋町の魅力のようです


それにしても、この出生率の高さはやはり不思議

実は、こんなお話があります


その昔、
安産祈願で有名な「宇美八幡宮」の御祭神として知られる神功皇后は、
お腹に赤ちゃんを身ごもっているときに粕屋町を通られ、
町内の途中途中でご休憩されたそうです

日守神社(ひまもりじんじゃ)や駕興八幡宮(かよいかちまんぐう)に、神功皇后が立ち寄られた名残りもあるとか

元気な赤ちゃんがたくさん生まれてくるのは
安産の神様が、今もこの地域を守ってくれているおかげかもしれませんね

さてさて、それでは子育て世帯に嬉しい施設のご案内を少々

ここは「かすやこども館」の子育てルーム

こちらは0歳~18歳までのこどもと保護者が利用することができる施設です

「子育てルーム」は、ハイハイの赤ちゃんから就学前のお子さんのためのスペースで、
おもちゃや遊具で遊ぶだけでなく、授乳室や飲食スペース、絵本コーナーもあります

保育士さんが常駐されていて、お子さんの発達のお悩みなんかも相談できるそうです



冒頭のお写真のママさんたち、今日、ここで初めて顔を合わせたそうで

「ずっと粕屋にお住まいですか?」
と聞いてみると
ママAさん「この前、埼玉から転勤で福岡に来たばかりです」
ママBさん「え?私も3年前は埼玉に住んでいました!」
ママAさん「えー、埼玉のどちらですか~?」
など、急に話が弾まれ(笑)

おふたりとも、国内あちらこちらを転勤で回られているそう
「どうして粕屋町を選ばれたのですか?」
とうかがうと、
「福岡に転勤が決まった時に、会社の同僚が、子育てしやすいのは粕屋だよ~と教えてくれたんです」

ご主人は、博多や天神を通り越して赤坂までバスで通勤中
30~40分かけて通われているそうですが、
「バス1本で乗り換えもなく、座って通えるので、都心での通勤に比べると、ずいぶん楽になったと言ってます」

もうひとりのママさんのご主人は、粕屋町内の職場に通われており、
「職場の隣の駅に新築の戸建ての家が賃貸で出ていて、即決しました!」

同じ年頃の子どもをもつママ同士、ここでママ友もたくさんできそうですね



館内の紹介をもう少し

子どもを遊ばせながら、ママ友とおしゃべりしたり、
食事もできるスペース

秘密基地的な読書スペースは子供たちにも大人気です

卓球やバドミントン、ボールプールなどのコーナーで思いっきり身体を動かすこともできますね

取材に出かけた日には、「かすや子ども館」登録者1万人達成のお祝いの準備中でした

登録者がどんどん増えていくのは、親子で参加できる企画がいつも何かしらあるという点も魅力なのでしょう

たとえば、親子ヨガ教室やベビーマッサージ教室といった教室
ハイハイレース、読み聞かせ、工作教室、体操のお兄さんと遊ぼう!と題したイベントなど、
盛りだくさんの内容です

ママのための講習会がある時には、託児サービスも行っているそうで、イタレリツクセリ


「かすやこども館」の取組みが、出生率の高さを下支えしているのは間違いないようです

町役場、「かすやこども館」から徒歩数分のところにある「駕与丁公園」です
大きな池の周囲は、フルマラソンの10分の1の距離のコースが整備されています
10周走ればフルマラソン完走!
挑戦してみたいです(笑)

隣接している「かすやドーム」には、フットサルのコートが3面取れるメインアリーナ、プール、トレーニングルームもあります
ここを拠点とする子供たちのスポーツクラブもたくさんあり、中でもハンドボールとバレーボールは毎年のように全国大会まで進む強豪チーム!
大人から子供までスポーツ三昧です

駕与丁公園内には、四季折々に様々な表情をみせてくれるバラが咲き誇っています。

見晴らしのいい広場や遊具もあり、

今日は遠足でしょうか?

黄色い帽子の小学生たちがたくさん


子供たちが元気に走り回れる環境に恵まれた粕屋町
ここで育った子供たちが、やがて次世代の粕屋町の、頼れる担い手となっていくのでしょう

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