「産地見学ツアー開催レポート!」2~3日目
2020年3月31日
就農を決めたけど、現地を見る機会がなかなか無い…実際の農業を体験してから、就農するかどうか決めたい!そんな声にお応えして、福岡県では産地見学ツアーを実施しました。前回に引き続き、2~3日目の様子をお伝えします!
先輩農家との意見交換会!
NJサポート見学後、NJアグリサポートの卒業生のSさんとMさんと、地元のアスパラ農家のYさんを交えて意見交換会を実施しました。Sさん、Mさんはもともと社会人として働いた後、研修を経て就農されたそうですが、就農したことを後悔した日は一度もないそうです。「自分の時間も増え、収入も増えた。肉体的に大変なこともあるが、社会人時代より健康になった」と笑顔で語ってくれました。Yさんは、「就農するということは、経営者になるということ。今のうちから、人手の雇用や農地の拡張を含めて、営農計画をシミュレーションしてほしい」とベテラン農家ならではのアドバイスを送りました。意見交換会終了後、久留米市のホテルに移動し、2日目は終了となりました。
農業大学校へ
最終日は、福岡県農業大学校を見学です!福岡県農業大学校では、いまや世界的に有名な品種となった「あまおう」の開発秘話を伺いました。あまおうの開発経緯は【http://www.tokugikon.jp/gikonshi/256/256tokusyu06.pdf】に詳しくまとめられていますので、興味があればご覧になられてください。あまおうの開発秘話を伺った後は、いよいよ農業大学校の研修施設を見学です!農業大学校が有する研修施設は、単棟ハウス6棟、連棟ハウス2棟、育苗ハウス1棟にも及びます。ここで育てた野菜を販売した利益は、研修費にあてられるそうです。敷地の中には、トラクターを運転するためのコースもあり、自動車の教習所のようでした。
農業大学校の昼食
校内の見学の後は普段、食事する機会のない農業大学校の食堂で昼食です!農業大学校の昼食では、研修生が収穫した野菜が使われることがあるそうですが、その日は農大産のお米を食べることが出来ました。食堂は研修生の皆さんで和気あいあいとしていて、同期と切磋琢磨しながら就農を目指すことのできる環境はとても魅力的だと感じました。
農業大学校をもって、2泊3日にわたるツアーは終了となりました。就農後のアンケートでは、福岡県での就農を検討したいとする人数は10名となっており、福岡県の農業の魅力が存分に伝わる内容になったようです!本年度も、時期は未定ですが、産地見学ツアーを実施予定ですので、是非ともご参加ください!